【金融の‘金‘とは、お金のこと~お金の4つの役割とは?】
1)「交換」
私たちの日常生活の中で、何か欲しいモノを購入したり、サービスを利用したりする場合には、それらの欲しいモノや、受けたいサービスを手に入れる手段として、お金と交換しています。
2)「価値判断のモノサシ」
値段をつけることによって、モノやサービスの価値がどのくらいあるのかといったモノサシとしての役割があります。
3)「資産の保全」
鮮度が命の食料品などは、いつまでも保存しておくことはできません。しかし余ったお金を貯蓄することによって、時間を飛び越えて将来に繰り越すことが可能になります。
4)「貸借」
私たちは日常の生活の中で、ほんの一時、お金が足りなくなることもあるでしょう。しかしそんなとき、クレジットカードや、ローンという一時的に借りるという方法で、今お金が不足していても、欲しいモノやサービスを受けることが可能になります。
【金融の‘融‘とは、混ざり合ってひとつに溶け合って通る流れ】
金融の‘金’とは、お金のことで、私たちの日々の消費生活になくてはならないモノです。たくさんのお金が混ざり合ってひとつに溶け合い、そのお金が必要としているところ、モノとモノ、人と人、モノと人などの間をよどみなく通って流れている状態が金融です。
まるで私たちの体の中に流れている血液のようです。その血液の流れが滞るようなことがあれば、私たちは貧血を起こして倒れてしまうかもしれません。
金融、つまり混ざり合ってひとつに溶け合ったたくさんのお金の流れが滞ると、私たちの日々の消費生活は、たちまち立ち行かなくなってしまいます。
だからこそ、金融(世の中を巡るお金の流れ)について学ぶことは、消費生活を送る私たちにとって、とても重要なことなのです。そして、金融には、間接金融と直接金融があります。一般社団法人金融知識スタディ協会(以下、当協会)では、主に直接金融(証券投資)について学んでいきます。
間接金融とは
直接金融とは
金融知識とは
次の項目にチエックが入ったら、金融知識が不足しているかもしれません。将来、お金のリスクに迷わないように、早めに金融知識を学びましょう!
子供の頃にもらったお年玉やお祝い金などを、銀行預金だけに入れている。
お金の殖やし方が色々あることは知っているが、考えるのがめんどう。
「株式会社」とは?どんなことをしているのか?そのしくみがわからない。
「間接金融」と「直接金融」、そのしくみがわからない。
「お金は天からのまわりモノ!」だと考えている。
私たちの日常生活は、会社などが生み出すモノやサービスなくしては成り立ちません。言い換えると私たちの日々の生活は、会社などの何かを生む出す力(生産力)で支えられているのです。
しかし、私たちは会社がどんな活動をしているのかきちんと理解しているでしょうか?会社が生み出した(生産)したモノやサービスが、どのようにして作られ、そのためにいくらお金がかかり、それが私たちの生活に届くまでにどのようなルートをたどるのか?
金融知識を学べば、会社の経済活動が理解できるようになります。
さらに、経済の発展につながる金融知識を理解できるようになれば、会社の経済活動を金銭的に支える側(投資家)になることもできるでしょう。